この記事では、半導体の種類と原理について解説します。
## 半導体とは
半導体とは、電気を通しやすい「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質です。
代表的な半導体物質としてはシリコンがあり、半導体製品の多くがシリコンを元にして作られています。
半導体の抵抗率はだいたい~
[Ω・m]で、温度が高くなると小さくなります。
## 半導体の種類
【真性半導体】
不純物をほとんど無い、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge)等の純粋な半導体結晶で構成された半導体です。
【n型半導体】
n型半導体は、電荷を運ぶキャリアとして自由電子が使われる半導体です。
(多数キャリアが電子となる半導体)
真性半導体に、5価元素(リン、ヒ素)を不純物(ドナー)として添加すると出来ます。
(nはnegative[正]の意味)
【p型半導体】
p型半導体は、電荷を運ぶキャリアとして正孔(ホール)が使われる半導体です。
(正孔が多数キャリアとなる半導体)
真性半導体に、3価元素(ホウ素、アルミニウム)を不純物(アクセプタ)として添加すると出来ます。
(pはpositive[正]の意味)

【電気・電子回路入門】基礎・アルゴリズム・公式集
電気・電子回路の基礎・アルゴリズム・公式集について入門者向けにまとめています。
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