【電池】公称電圧・定格電圧・耐電圧・放電終止電圧の違い

電池のカタログに記載されている公称電圧・定格電圧・耐電圧・放電終止電圧の違いまとめました。

【はじめに】公称電圧・定格電圧・耐電圧・放電終止電圧の違い

公称電圧・定格電圧・耐電圧の違いは次の通りです。

種別|概要
–|–
公称電圧(Nominal Voltage)|●電池を無負荷状態で使用した場合に得られる端子間の電圧の目安。
●起電力が公称電圧に近い値でも、端子電圧が公称電圧よりも低い値になることがある(負荷を接続すると放電によって電池の内部抵抗が増加するため)。
●新品の電池や満充電状態の電池の端子間電圧は公称電圧より高く、逆に放電が進んだものや使う古した電池の端子管電圧は公称電圧より低い。
定格電圧(Rated Voltage)|●電池を安全に使用できる最大電圧
●定格電圧以上での電池の使用は製造メーカーから安全性が保証されない。
耐電圧(Dielectric Strength)|●絶縁破壊が生じることなく印可できる電圧の最大値
●雷のサージ電圧などで一時的に電圧が跳ね上がった場合(過電圧)にどの程度耐えられるかという能力。
放電終止電圧(ほうでんしゅうしでんあつ)
充電終止電圧|●安全に充電できる充電電圧の限界値。
●充電終止電圧を上回ると、電池の端子間電圧は急激に低下する特性がある(過充電)ため注意。
放電終止電圧|●安全に放電できる放電電圧の限界値。
●放電終止電圧を下回ると、電池の端子間電圧は急激に低下する特性がある(過放電)ため注意。
リチウムイオン電池には過充電や過放電を防止する保護回路があるが、過放電を行うと正極のコバルトが溶出したり、負極の集電体の銅が溶出してしまうため、二次電池として機能しなくなる恐れがある。乾電池でも安全弁が開いたときに液漏れが発生する危険性がある。

【公称電圧一覧】電池の種類による違い

電池は化学反応によって電気を取り出すため、電池の種類によって公称電圧は決まっています。
(電池の種類によって使用される材料が異なり、化学反応も異なるため)

種類 公称電圧[V]
鉛蓄電池 2
ニッケル水素電池 1.2
リチウムイオン電池 3.7
NAS電池 2
参考文献・関連ページ
1 【電池入門】基本原理・アルゴリズム
2 電気・電子回路入門
電気・電子工学
技術雑記

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