WindowsとWSL(Windows Subsystem for Linux, Ubuntu)でPythonを使う方法についてまとめました。
WSLとは
WSL(Windows Subsystem for Linux)とは、Windows10・11上でLinuxを実行できる機能です。
Microsoft Store経由でアプリのようにUbuntuやDebian等のLinuxのディストリビューションを利用できます。
WSL2の有効化とUbutnuのインストール方法については以下ページで紹介しています。
今回は、上記ページのWSL2の有効化とUbutnuのインストールが完了している前提で、Pythonをインストールして実行する方法を紹介します。
Pythonの実行
- Windows上で次のような簡単なPythonスクリプトファイルを作成します。
(ファイル名はsample.pyなどにします)
print('Excalibur')
- 作成したPythonスクリプトファイル(sample.py)を以下のディレクトリにコピーします。
C:\Users\<Windowsのユーザー名>\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_79rhkp1fndgsc\LocalState\rootfs\home\<Ubuntuのユーザー名>
※上記のディレクトリは、WSL上で実行するUbuntuのルートディレクトリ
- Ubuntuを起動し、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
$sudo python sample.py
- 「Excalibur」がターミナルに表示されたら成功です。
※「python: can’t open file ‘sample.py’: [Errno 13] Permission denied」というエラーが出た場合は下記事を参考にファイルの権限を変更するか、次のようにスーパーユーザーで実行すれば解消されます。 -
【WSL】Pythonが実行できないエラー対策「can’t open file ‘sample.py’: [Errno 13] Permission denied」
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