Windows10でWSL(Windows Subsystem for Linux, Ubuntu)でPythonを使う方法についてまとめました。
【はじめに】WSLとは
WSL(Windows Subsystem for Linux)とは、Windows10上でLinuxを実行できる機能です。
Microsoft Store経由でアプリのようにUbuntuやDebian等のLinuxのディストリビューションを利用できます。
WSL2の有効化とUbutnuのインストール方法については以下記事で解説しています。

【Windows10】WSL2の有効化とUbuntuのインストール方法
Windows10でWSL(Windows Subsystem for Linux)をインストールする方法についてまとめました。
本記事では、WSL2の有効化とUbutnuのインストールが完了した段階から、Pythonを実行する方法を紹介します。
【使い方】Pythonスクリプトの実行
WSL(Windows Subsystem for Linux, Ubuntu)でPythonスクリプトを実行する方法は次の通りです。
①Windows上で次のような簡単なPythonスクリプトファイルを作成します。
(ファイル名はsample.pyなどにします)
# -*- coding:utf-8 -*- print('Excalibur')
②作成したPythonスクリプトファイル(sample.py)を以下のディレクトリにコピーします。
C:\Users\<Windowsのユーザー名>\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_79rhkp1fndgsc\LocalState\rootfs\home\<Ubuntuのユーザー名>
※上記のディレクトリがUbuntuでのカレントディレクトリ
③Ubuntuを起動し、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
$python sample.py
④「Excalibur」がターミナルに表示されたら成功です。
※「python: can’t open file ‘sample.py’: [Errno 13] Permission denied」というエラーが出た場合は下記事を参考にファイルの権限を変更するか、次のようにスーパーユーザーで実行すれば解消されます。
– | ファイルの権限を変更 |
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参考 | ■【Windows10/WSL】Python実行時のエラー対策「can’t open file ‘sample.py’: [Errno 13] Permission denied」 |
$sudo python sample.py

【Windows10/WSL Ubuntu】Pythonスクリプトの実行方法
Windows10のWSL(Windows Subsystem for Linux, Ubuntu)でPythonスクリプトを実行する方法についてまとめました。
カテゴリ | 項目 |
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はじめに | ■バージョン確認 ■Pythonスクリプトの実行方法 ■pipのインストール |
機械学習 | ■OpenAI gym(強化学習) |
関連ページ | ■Python入門 基礎文法とサンプル集 |
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