【Windows10/WSL Ubuntu】OpenAI gymをインストール

Windows10のWSL(Windows Subsystem for Linux)でOpenAI gymを入れる方法についてまとめました。

## OpenAI gymをインストール(WSL)

①スタート画面から「ubuntu」をクリックして起動します。
②pip3をインストールしていない方は下記事を参考にpipを入れます。

pipのインストール方法はこちら
1 【Windows10/WSL Ubuntu】Python3のpipをインストール

③以下のコマンドを実行します。

$ sudo pip3 install --user numpy tensorflow keras chainer chainerrl gym jupyter scipy
$ sudo pip3 install gym[all]
$ sudo apt-get install python-opengl

## GUIアプリを起動できるようにする

続いて、以下の操作でGUIアプリを起動できるようにします。

①以下のコマンドを実行します。

$ sudo apt-get install x11-apps

②下記リンクより「VcXsrv Windows X Server」をインストールします。
【URL】https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/

③「VcXsrv Windows X Server」をインストールし、スタートメニューから「XLaunch」を起動します。
※初回起動時はオプション設定できますが「次へ(N)」を3回クリックして「完了」で起動します

④起動するとタスクトレイに「X」アイコンが表示されます。
「X」アイコンにマウスを載せると「〇〇:0.0 – x clients」などと表示されます。

この「0.0」という数字(ディスプレイID)をメモし、以下のコマンドを実行します。
※もしメモった数字が「0.1」なら上記のコマンドも「0.0」→「0.1」にします。

$ echo 'export DISPLAY=localhost:0.0' >> ~/.bashrc

⑤以下のコマンドを実行します。

$ echo 'export "LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=1"' >> ~/.bashrc

⑥以下のコマンドを実行します。

$ source ~/.bashrc

## 正常にインストールできたか確認

インストール作業は以上です。
「VcXsrv Windows X Server」を事前に起動してから以下のスクリプトを実行してエラーが出なければインストール成功です。
スクリプト(sample.py)

import gym
env = gym.make('SpaceInvaders-v0')
env.reset()
for _ in range(1000):
    env.render()
    env.step(env.action_space.sample())

実行コマンド

$ python3 sample.py

実行結果

関連ページ(WSLの使い方やUNIXの基礎など)
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