画像データのヒストグラムとは?形状や山の見方を解説

写真等の画像データのヒストグラムとは?形状や山の見方を解説します。

ヒストグラムとは

本ページの内容は以下動画でも解説しています。

ヒストグラムとは、度数分布をグラフ化したものです。
画像処理におけるヒストグラムでは、横軸に画素値(階調値)、縦軸にその画素数を取ります。
つまり、「画像中に画素値が〇〇の画素は何個あるのか」を示します。

■グレースケール画像(1ch)とそのヒストグラム

※横軸は画素値(Pixel value)、縦軸は画素数(Number of pixels)

ヒストグラムの特徴

画像ヒストグラムは、その形状から画像の大まかな特徴を知ることができます。

形状 画像の状態
山が左寄り 暗い画像
山が右寄り 明るい画像
山が中央寄り コントラストが低い

山が左寄りということは、黒色(画素値0)に近い画素値が多いことになるため、暗い画像となります。その逆だと明るい画像、中央寄りだとコントラストが低い(明暗の差が小さい)画像となります。
その例を以下に示します。

暗い画像のヒストグラム

暗い画像とそのヒストグラムの例です。
ヒストグラムの山が全体的に左へ移動していることがわかります。


※ヒストグラムの山が全体的に左へ移動

明るい画像のヒストグラム

明るい画像とそのヒストグラムの例です。
ヒストグラムの山が全体的に右へ移動していることがわかります。

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お借りした画像:プロ生ちゃん(暮井 慧)

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この記事を書いた人
西住技研

在学中はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後は、プログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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