【材料力学】せん断応力の計算方法・例題

材料力学におけるせん断応力の計算方法と例題についてまとめました。

【せん断応力とは】外力が物体をずらすような方向に加わったときに発生する応力

応力とは、物体(固体)に外力が加えたときに「物体内部に生じる断面の単位面積あたりの抵抗力」のことです。
せん断応力とは、「外力が物体をずらすような方向」に加わったときに発生する応力です。
せん断応力は、物体を反時計方向に回転させる方向を正とします。

物体の断面積をA[mm^2]、外力をP[N]とするときせん断応力\tau [N/mm^2]は次式で計算できます。

(1)   \begin{eqnarray*} \tau = \frac{P}{A} \end{eqnarray*}

【計算例】

物体の断面積が100[mm^2]、外力を100[N]のとき、せん断応力\tau

(2)   \begin{eqnarray*} \tau = \frac{P}{A}=\frac{100}{100}=1 \end{eqnarray*}

となります。

構造力学・構造計算入門
構造力学の基礎、計算式、例題集について入門者向けにまとめました。
この記事を書いた人
西住技研

学生時代はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後もプログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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