旧型CANUSBをWindows10で使う方法(ドライバのインストール等)をまとめました。
【基本操作】CANUSBへの接続~通信をモニタ
CANUSBは、数種類あり、旧型(初期版など)CANUSBは、ドライバをインストールしてもUSB PIDを6001に変更しないとWindows10で使用できません。
(※本体の黄色いラベルに記載されているシリアルNoの先頭に+マークがないものは、初期型)
● FTDI社 のFT Prog をダウンロードし、Windows7までのパソコンにインストールします。
(※Windows8や10でもインストールはできますが、CANUSBが検出できないため使用不可)
https://www.ftdichip.com/Support/Utilities.htm#FT_Prog
● CANUSBをパソコンに接続し、FT Progを起動します。
※念の為、マウスやキーボード以外の、他のすべてのUSBデバイスは抜きます
● FT Progで[DEVICES] → [Sscan and Parse F5] → [FT EEPROM] → [USB Device Descriptor] を開きます。
● Vebder ID:0403、Product ID:FFA8 になっていることを確認します(既にProduct IDが6001ならこの後の作業は不要)。
● 「Product ID:6001 」に変更し、 [DEVICES] → [Program Ctrl+P] を選択します。
● Vebder ID:0x0403、Product ID:0x6001 になっていることを確認し、 [Program] ボタンを押します。ウィンドウ左下のステータスがReady になったら書き込み完了です。
● [Close] ボタンを押してウィンドウを閉じ、FT Progを終了します。
● Windows10のパソコンにCANUSBを接続すると、Windows10標準のドライバでCANUSBが認識できます。このときCANUSBは、USBシリアル変換器として認識されます。
Windows10標準のドライバが認識できない場合は、FTDI社のサイトからD2XX Driversをダウンロードしてインストールします。
● CANUSB DLL 32bit版をインストールします。
● CAN USBをPCに接続し、VCPドライバーの追加インストールを行います。Windows10でデバイスマネージャを開き、「USB Serial Converter」を見つけたら右クリックして、プロパティを開きます。
● プロパティ画面の「詳細設定」タブにある「VCPをロードする」のチェックを入れて「OK」を押します。
● CANUSBをPCに抜き差しして、ポート(COMとLPT)に「USB Serial Port(COMxx)」が表示されたら成功です。表示されない場合は、PCを再起動します。
※VCP(仮想COMポートドライバ)は、FTDI社のUSBシリアル変換IC用のドライバソフトウェア。
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