【LPIC入門 104.1】パーティションとファイルシステムの作成

ハードディスクとパソコンを接続する仕組み、インターフェースとパーティションなどについてまとめました。

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【ハードディスク】インターフェースとパーティション

ハードディスクを利用するには、ハードディスク上にパーティションという領域を作成します。
次に、パーティション内にファイルシステムを作成します。
最後に、そのファイルシステムをマウントすれば、データを読み書きできます。

ハードディスクをコンピュータに接続する方法(インターフェイス)は、以下の種類があります。

種類 概要
IDE(ATA規格) パラレルインターフェース規格です。ハードディスクだけでなく、CD-ROMやMOドライブも接続できます。1台のコンピュータに2系統の接続経路「プライマリIDE」「セカンダリIDE」とがあります。また、それぞれに「マスター」「スレーブ」の2台の機器を接続でき、合計で4台の機器が使用できます。PC/AT互換機では、OSの起動に使えるのはプライマリIDEのマスターに接続されているハードディスクのみという制限があります。
SCSI Small Computer System Interfaceの略。バス型接続のパラレルインターフェース規格で、周辺機器同士を各機器を数珠つなぎ(デイジーチェーン方式)で接続します。1つのインターフェースで最大16台までの機器(SCSIデバイス)を接続できます。接続の終端となる部分のコネクタには、元信号が乱れないよう「ターミネータ(終端抵抗器)」を取り付ける必要があります。SCSIに接続する各機器はと呼ばれます。各々0から7(または15)までの番号で区別されます。この番号のことをSCSI IDといいます。通常、SCSI機器は各々、明示的にSCSI IDを設定しますが、SCAMという拡張仕様を用いると、自動的に設定できます。
SATA ATA規格の転送方法をシリアル転送方式にしたものです。 シリアルATAとパラレルATAはプロトコルレベルで互換性を持っており、ソフトウェアレベルでは従来のパラレルATAと同様に扱うことができます。また、1本のケーブルにマスターとスレーブの2台を接続する方式から、1本のケーブルに1台のHDDを接続する方式に変更されました。シリアルATAではホットプラグ(活線抜挿:システムを停止させることなくHDDを交換)が可能です。
SAS Serial Attached SCSIの略。SCSI規格をシリアル転送方式にしたものです。コネクタはSATAとの互換性があり、SATA規格のデバイスをそのままSASコネクタに接続する事が可能。ただしその逆は不可能。
USB 周辺機器とパソコンを結ぶデータ伝送路のシリアル・インターフェース規格の1つ。最大127台のUSB機器を接続可能。ホットプラグ(電源を入れた状態で接続・取り外し)が可能で、新規ハードウェアもPlug&Playで自動的に認識できる。
ISA Industrial Standard Architectureの略。PC/ATで採用されたバス規格でIEEEが正式に標準化されたが、転送速度は8MB/秒で現在のPCではスペック不足のためほとんど使用されていない(PCIに移行)。
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