NEBS規格、NTT耐震規格、NTTファシリティーズ耐震試験規格の違いについてまとめました。
主な耐震規格
主な耐震規格として「NEBS規格」「NTT耐震規格」「NTTファシリティーズ耐震試験規格」があります。
いずれも地震が発生したときの「建物床応答波」を模した耐震試験です。
NTTという名前からみても分かる通り、元々は地震が発生した際に、屋内に設置されているラックサイズの通信機器の耐震強度を測るためにできた規格です。
今では、蓄電池システムなどの通信機器以外に対する耐震試験でも使われています。
主な違い
「NEBS規格」「NTT耐震規格」「NTTファシリティーズ耐震試験規格」の主な違いは次の通りです。
項目 | NEBS規格 GR-63-CORE |
NTT耐震規格 | NTTファシリティーズ耐震試験規格 |
---|---|---|---|
加揺波持続時間 | 約30秒 | 約40秒 | 約40秒 |
加揺比率 | 水平:上下=1:1 | 水平:上下=1:0.5 | 水平:上下=1:1 |
加揺方法 | 1方向ずつ加揺 | 3軸同時加揺 | 3軸同時加揺 |
最大加速度 | Zone1,2:約7.5[m/s2] Zone3:約11[m/s2] Zone4:約16[m/s2] |
約12[m/s2] | 約12[m/s2] |
評価ランク | 5段階評価(ZONE0~4) ※各ZONEでさらに3段階耐震 |
3段階評価(震度5強<震度6強<震度7) | 5段階評価(R04<R06<R08<R10<R12) |
主な対象 | 通信機器 | 通信機器 | IDC機器 |
試験動画
■NEBS規格(Zone4)
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