【イギリス】主な歴史の年表

イギリスの主な歴史(ケルト人のブリテン島上陸からEU離脱まで)の年表についてまとめました。

【年表】イギリスの主な歴史

時代 主な出来事
B.C.500〜100 ケルト人がブリテン島に上陸して定住(ブリトン人と呼ばれる)。
B.C.55 ローマ共和国軍がブリテン島に侵攻。
43 ブリテン島の大半がローマ帝国の属州となる。
410 ローマ帝国軍がブリテン島から撤退。
449 ゲルマン人の大移動により、アングロ・サクソン人が征服。それまで定住していたブリトン人(ケルト人)たちはドーバー海峡を超えてフランス側のブルターニュ地方へ移住。
597 修道士アウグスティヌスが、キリスト教の布教を開始。
6~7世紀 アングロサクソン人が建国した7王国の時代。
8~9世紀 現在のデンマークやスウェーデンに居住していたデーン人(バイキング)がブリテン島に侵攻し、7王国が次々に滅ぼされる。デーン人が建国したイングランド王国が成立。
1066 現在のフランスにあるノルマンディ地方に居住していたノルマン人がイングランドを征服し、ノルマン王朝が治める。
1215 アンジュー朝(ノルマン王朝の後継)のジョン王が大陸領土(ノルマンディ地方周辺)を失うなど、失政を繰り返す。それにより、貴族や国民の怒りを買い、王権を制限するマグナカルタ(人民の自由・権利)への合意を余儀なくされる。
1339~1453 英仏100年戦争。フランス王国の王位継承、イングランド王家がフランス内にもつ領土争いで、フランス王国を治めるヴァロワ朝と、イングランド王国を治めるプランタジネット朝及びランカスター朝が争う(両者ともフランス人による王朝で、フランスの領主たちが二派に分かれて戦った内戦)。
1455~1485 ばら戦争(貴族同士の内乱)
1534 ヘンリ8世の首長法により、ローマ教会から離脱してイギリス国教会が成立。
1550~ エリザベス1世による絶対主義王政の全盛期。
1587 スコットランド女王メアリーがエリザベス1世の暗殺に失敗し、処刑される。
1588 イギリス艦隊がスペイン無敵艦隊を撃破(以後、世界の覇権国家がスペインからイギリスに移り変わる)。
1600 東インド会社が設立される。
1620 ピューリタン(イギリス国教会に反対し、宗教改革を主張したプロテスタントの総称)が北アメリカに移住。
1640 ピューリタン革命(ステュアート朝の絶対主義に対するイギリスの市民革命)がおこる。
1649 チャールズ1世が処刑される。清教徒革命(ピューリタンを中心とする英国の革命)が起き、王政が廃止されて共和制へ移行する。
1660 王政復活、チャールズ2世即位。
1688~1689 名誉革命と権利章典の交付。イギリス議会政治。
1707 グレート・ブリテン連合王国が成立。
1760頃 蒸気機関の発明により産業革命がすすむ。
1776 アメリカ13州の独立。イギリス、植民地アメリカを失う。産業革命が起きる。
19世紀 大英帝国の繁栄とビクトリア女王の時代。
1801 グレート・ブリテンと北アイルランド連合王国の成立。二大政党制の政治となり、経済も発展。
1815 ワーテルローの戦いでナポレオン軍を破る。
1825 ストックトン~ダーリントン間の鉄道が開通する。
1837 ヴィクトリア女王が即位する。
1851 「世界の工場」イギリスはロンドンで大博覧会を開催。大英帝国の経済力を誇示。積極的な植民地経営。
1902 日英同盟が結ばれる。
1914 第一次世界大戦に参戦。経済が停滞。
1921 アイルランドがイギリスから独立。
1939-1945 第二次世界大戦が発生し、連合国側として参加し勝利するが経済はさらに疲弊。
1948 インド、パキスタンがイギリスから独立。
1960〜70 アフリカ諸国が次々にイギリスから独立。
1969 アイルランド暴動が激化。
1973 EC(ヨーロッパ経済共同体:EUの前身)加盟。
1979 初の女性首相サッチャーが誕生。
1982 アルゼンチンとフォークランド紛争発生。
1994 英仏海峡トンネルが開通。
1997 労働党党首ブレアが首相になる。
2020 EU離脱。

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