Linuxにおけるlilo.confの場所、設定例トについてまとめました。
## 【設定例】lilo.conf
LILOをブートローダとして利用する場合は、/etc/lilo.confに起動の設定を記します。
/etc/lilo.conf
prompt timeout=100 // 画面のタイムアウト時間(単位は100msなので、100なら10秒) default=linux // デフォルトで起動するOSのラベル(下記のラベルと一致させる) boot=/dev/hda3 // LILO をインストールするパーティション map=/boot/map // マップファイルの場所 install=/boot/boot.b // ブートローダの種類 message=/boot/message // ブート時に表示するメッセージ image=/boot/vmlinuz-2.4.27-0vl7 // カーネルイメージ label=linux // ラベル(上記と一致させる) initrd=/boot/initrd-2.4.27-0vl7.img // ブート時に読み込むファイル read-only root=/dev/hda6 // ルートとしてマウントするパーティション append=" resume2=swap:/dev/hda5" // カーネルの起動オプション
LILOはハードディスクの物理セクタしか認識しないため、MBR(マスターブートレコード)にインストールします。なので、lilo.confの設定変更した、 liloコマンドでらMBRを更新します。
liloコマンドは、ブートセクタの更新とマップファイル(ブート可能なカーネルの名前と場所を記述)を作成します。
## 【設定例】liloコマンド
$ /sbin/lilo [オプション]
オプション
– | 概要 |
---|---|
-C | 設定ファイルを指定(デフォルトは/etc/lilo.conf) |
-m | デフォルトのマップファイルの代わりのファイル名 |
-q | 現在のマップファイルの内容を表示 |
-R | 次回起動時に適用されるコマンドラインパラメータ |
-r | 操作を行う前に、ディレクトリ名を chroot でルートディレクトリに変更する。 新しいルートディレクトリは /dev ディレクトリを含まなければならず、 /boot ディレクトリが必要な場合もある。 さらに /etc/lilo.conf ファイルが必要な場合もある。シェルスクリプト mkbootdisk でブート可能なフロッピーを作成するときに使われる。 |
-s | lilo がブートセクターを上書きするとき、以前の内容を保存するのにデフォルトでは /boot/boot.NNNN を使用する。 NNNN が何になるかはデバイスに依存する。 このオプションは、その代わりにブートセクタを保存するファイル名を指定する (または、-u オプションと共に指定し、ブートセクタを復旧するファイル名を 指定する)。 |
-T | システム情報を表示する。 |
-t | テストのみ実行する。ブートセクターやマップファイルは書換えない。 これを -v と共に指定すると、 lilo が何を行うかを確認できる。 |
-u | 保存されたブートセクタをコピーして LILO をアンインストールする。 |
-V | LILOのバージョンを表示する |
-v | 詳細情報を表示する。 |
LILOがブートローダとして起動すると、LILOプロンプトが表示されます。
このプロンプトにカーネルの種類、OSの選択、カーネルパラメータを入力できます。
オプション | 概要 |
---|---|
init=ファイル名 | 初期プログラムを指定する |
root=デバイス名 | ルートファイルシステムを指定する |
single | シングルユーザモードで起動する |
ro | 読み取り専用でマウントする |
mem=数字m | 物理メモリを数字MBに指定する |
ランレベル | 指定したランレベルで起動する(1とsingleは同じ) |
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