【画像処理】エンボスフィルタの原理・特徴・計算式

画像処理におけるEmboss Filter(エンボスフィルタ)の原理や特徴、計算式についてまとめました。

エンボスフィルタ

エンボスフィルタ(Emboss Filter)は、輪郭部分を浮き出しする空間フィルタです。
以下のように、画像に立体感をもたせることができます。

■入力画像(左)、オフセットなしの出力画像(中央)、オフセット128の出力画像(右)

カーネル

エンボスフィルタのカーネル$K$は以下の通りです。

$$ K=\left[\begin{array}{ccc} -2 & -1 & 0 \\ -1 & 1 & 1 \\ 0 & 1 & 2 \end{array} \right] $$

周囲の画素値は、左上から右下に向かって値が増加するように設定します。これにより、画像の光源が左上から右下に向かっているときの影の効果を与えて、エッジ部分が浮き出して見えるようになります(画像に立体感が出る)。

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この記事を書いた人
西住技研

在学中はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後は、プログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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