ラスタ走査と二次元配列走査による画像スキャンの違いについてまとめました。
画像処理の読み込み方法
プログラムで画像を読み込む方法として「ラスタ走査」「二次元配列走査」があります。
ラスタ走査
ラスタ走査とは、画像データを「一次元配列」として走査(スキャン)を行ないます。
そのため、「一次元配列走査」とも呼ばれます。
– | ラスタスキャンを使う場面 |
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1 | 画素値の変換 |
2 | 単純二値化処理 |
3 | ヒストグラムの計算 |
ラスタ走査では、下図のように「左上から右下」へ1画素ずつ順番に走査(スキャン)していきます。
二次元配列走査
二次元配列走査は、隣接画素を用いて操作を行います。
ただし、走査の順番はラスタ走査と同じく「左上から右下」となります。
– | 二次元配列走査を使う場面 |
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1 | 空間フィルタ(ソーベルフィルタ、メディアンフィルタなど) |
2 | 特徴点抽出(SIFT、SURFなど) |
3 | ラベリング |
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1 | 【画像処理入門】アルゴリズム&プログラミング |
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