【ステンレス】SCSとSUSの違い・特徴

ステンレスにおける「SCS」と「SUS」の違いについてまとめました。

【ステンレス】SCS・SUSの違い

「SCS」と「SUS」は、原材料はほとんど同じですが、金属製品になるまでの工程が異なります。

種別 概要
SCS ●ステンレス鋳鋼(Steel Casting Stainless)の略。
●溶解して型に流し込む、ステンレスの鋳物。
SUS ●ステンレス鋼(Steel Use Stainless)の略。
●ステンレスが圧延されて板、棒、管状に加工。

【SCS】SCS13、SCS14

SCSの代表例にはSCS13、14があります。

種別 概要
SCS13 棒材のSUS304と成分が同じ。18-8ステンレス鋳鋼で後者はSCS13にMoを添加したステンレス鋳鋼になる。
SCS14 SUS316と成分が同じ。JIS規格では2番目の表示は規格または製品名を表示しております。
この記事を書いた人
西住技研

在学中はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後は、プログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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物質・化学

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