HoG特徴量の基本的な原理や仕組みについてまとめました。
HoG特徴量とは
HoG(Histograms of Oriented Gradients)は、局所領域 (セル) の画素値の勾配方向をヒストグラム化したものです。
そのヒストグラムを特徴量としたのが、Hog特徴量です。
勾配を特徴量としているため、画像スケールに対してロバストであるという優れた特徴があります。
アルゴリズム
① 入力画像を複数のブロックに分割します。
また、各ブロックをセルに分割します。
■1ブロック(セル)、1セル(ピクセル)で分割する場合
② 入力画像を微分します。
(1)
③ 微分画像から勾配強度と勾配方向を求めます。
(2)
④ 勾配方向を9方向(0~180度まで20度ずつ)に量子化します。
⑤ セル毎に強度で重みを付けて勾配方向ヒストグラムを計算します。
⑥ ブロック毎に正規化し、特徴量を計算します。
(3)
はn番目の勾配方向ヒストグラムです。
分母は1ブロックのHOG特徴量の総和で次式で計算します。
(4)
はセルサイズ、は勾配方向数、です。
⑦ 全てのヒストグラムを結合すればHoG特徴量の完成です。
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