コンカレントエンジニアリングとは?手法とメリット・考え方

この記事では、コンカレントエンジニアリング(Concurrent Engineering)の手法と考え方についてまとめました。

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コンカレントエンジニアリングとは

コンカレントエンジニアリング(Concurrent Engineering)は、「概念設計」「意匠設計」「詳細設計」とそれに伴う「解析」「製図」「生産」の各開発過程を同時並行して行う手法です。
要はこれまで順番に行ってきた開発過程を同時並行することで、開発期間の短縮と多品種少量生産を実現しようというものです。

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従来手法と比較した際のメリット

従来手法では、計画・開発・設計・製造へと上流から下流に向かう設計の流れにしたがって、各工程が完了した後に次の工程の作業を行っていました。
しかし、これだと下流工程で問題を見つかった場合に、上流への大きな手戻りは、一般に開発時間と費用の浪費につながります。

そこで、コンカレントエンジニアリングは、上流工程で下流工程のことも考慮して設計を行います。
それにより、大きな手戻りを排除し、開発時間と費用の浪費を防ぎます。
そのために、「フロントローディング」という考え方が広がってきています。
これは開発のリソース(資金、人員、設備)などを設計初期段階に前倒しする考え方です。

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