【画像処理】RGB色空間の原理・特徴

この記事では、画像処理におけるRGB色空間の原理や計算式についてまとめました。

RGB色空間

RGB色空間とは、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の3原色を混ぜて色を表現する方式です。
混ぜる赤、緑、青の濃さは0~255で表します。

(例)
赤 (Red)・・・200
緑 (Green)・・・0
青 (Blue) ・・・200
の場合は、赤と青が同じ濃さで混ぜられるので、紫色ができます。

RGB画像では、1画素ごとに赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の濃度を表す数値があります。

RGB色空間の規格

RBG色空間は、ブラウン管や液晶モニタ、デジタルカメラなどの画像表示に使われています。
人の目では、光の三原色に近い3波長に対応した網膜の錐体細胞が色を知覚します。
これには若干の個人差があり、純粋な3波長を用意することが難しい場合が多いため、混色系のRGB色空間には「sRGB」「AdobeRGB」など様々な規格があります。
そして規格ごとに赤・緑・青の基準が定められています。

項目 説明
sRGB ・sRGBは国際電気標準会議(IEC)が定めた国際標準規格
・モニタ、プリンタ、デジタルカメラなどで利用
・互いの機器をsRGBに則った色調整を行なう事で入力時と出力時の色の差異を少なくする事が可能
AdobeRGB ・AdobeRGBはAdobe Systemsによって提唱されたRGB色空間の規格
・sRGBよりも広いRGB色再現領域を持ち、印刷や色校正などでの適合性が高くDTPなどの分野で利用
RGBA ・RGBAはRGB色空間にアルファチャンネル(A)も加えた規格
・アルファチャンネルは、透過(透明度)を表現する値で
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この記事を書いた人
西住技研

在学中はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後は、プログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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