写真を漫画化する画像加工の原理・計算方法についてまとめました。
【はじめに】漫画風処理の概要
写真を漫画化するスマホアプリがよくあります。
その仕組みは、画像処理の基礎を知っている人ならばごく単純なものとなっています。
結論から述べると画像処理の基本である「グレースケール変換」「多値化」「輪郭検出」「マスク処理」を組み合わせるだけで作れてしまいます。
今回は、その原理・処理手順を紹介します。
動画解説
【手順】写真を漫画化する流れ
①入力画像(漫画風に加工したい写真)を用意します。
②漫画風画像に使用したいスクリーントーン画像を用意します。
③入力画像をグレースケール変換します。
④入力画像(グレースケール)に対してエッジ検出処理をおこない、輪郭画像を作成します。
※黒を輪郭、白を非輪郭とする
※エッジ検出処理には、Cannyエッジ検出器、Laplacianフィルタ、Sobelフィルタなどから好きなのを選んで使います。
⑤入力画像(グレースケール)を閾値処理し、白(255)、灰色(127)、黒(0)の三値化画像を作成します。
⑥三値化画像の灰色(127)の領域だけをスクリーントーン画像と入れ替えます。
⑦ 手順⑥で作成した画像と輪郭画像を合成すれば漫画風画像の完成です。
【実装例】プログラミング
– | 関連記事 |
---|---|
1 | 【Python/OpenCV】写真・画像を漫画風に加工 |
参考 | 【画像処理入門】アルゴリズム&プログラミング |
コメント