【画像処理】HSV色空間とカラートラッキングによる物体追跡の原理

この記事では、HSV色空間とカラートラッキングによる物体追跡の原理について解説します。

HSV色空間+カラートラッキング

カラートラッキング(色追跡)は、その名の通り、特定の色のみを検出して追跡します。
そのため、追跡したい物体の色が固定で、かつ背景に同じ系統の色が無ければ物体追跡に利用できます。
カラートラッキングには、通常RGB色空間ではなく、同系統の色の範囲を数値で指定しやすいHSV色空間を用います。

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赤系・青系・緑系のHSV値

赤系・青系・緑系のHSV値のおよその範囲は以下の通りです。

H[度] S[%] V[%]
赤系 0~60, 300~360 50~100 0~100
青系 180~260 50~100 0~100
緑系 60~170 50~100 0~100

■赤色の物体を検出した例

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この記事を書いた人
西住技研

学生時代はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後もプログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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