この記事では、HSV色空間とカラートラッキングによる物体追跡の原理について解説します。
HSV色空間+カラートラッキング
カラートラッキング(色追跡)は、その名の通り、特定の色のみを検出して追跡します。
そのため、追跡したい物体の色が固定で、かつ背景に同じ系統の色が無ければ物体追跡に利用できます。
カラートラッキングには、通常RGB色空間ではなく、同系統の色の範囲を数値で指定しやすいHSV色空間を用います。
![](https://algorithm.joho.info/wp-content/uploads/2019/08/hsv-160x90.png)
【画像処理】HSV色空間の原理・特徴・計算式
HSV色空間の原理や特徴、計算式についてまとめました。
赤系・青系・緑系のHSV値
赤系・青系・緑系のHSV値のおよその範囲は以下の通りです。
– | H[度] | S[%] | V[%] |
---|---|---|---|
赤系 | 0~60, 300~360 | 50~100 | 0~100 |
青系 | 180~260 | 50~100 | 0~100 |
緑系 | 60~170 | 50~100 | 0~100 |
■赤色の物体を検出した例
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