画像処理におけるDoGフィルターの原理・特徴・計算方法についてまとめました。
DoGフィルターとは
DoGフィルターは、異なる標準偏差を持つ2つのガウシアンフィルタを適用した画像の差分を計算することで輪郭検出します。具体的には、次のような手順で処理を行います。
① 入力画像に対して、標準偏差が異なる2つのガウシアンフィルタを適用します。
② それぞれのガウシアンフィルタを適用した結果の画像を引き算します。
③ 得られた差分画像がDoGフィルタの出力となります。
DoGフィルタは、LoGフィルタと処理が似ていますが、計算量が小さいため、LoGフィルタの代わりに用いられます。
DoGフィルタの計算式
DoGフィルタの計算式は以下のとおりです。
(1)
ここで、は標準偏差
の値が異なる2つのガウシアン画像です。
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