【画像処理】DoGフィルターの原理・特徴・計算式

画像処理におけるDoGフィルターの原理・特徴・計算方法についてまとめました。

DoGフィルターとは

DoGフィルターは、異なる標準偏差を持つ2つのガウシアンフィルタを適用した画像の差分を計算することで輪郭検出します。具体的には、次のような手順で処理を行います。

① 入力画像に対して、標準偏差が異なる2つのガウシアンフィルタを適用します。
② それぞれのガウシアンフィルタを適用した結果の画像を引き算します。
③ 得られた差分画像がDoGフィルタの出力となります。

DoGフィルタは、LoGフィルタと処理が似ていますが、計算量が小さいため、LoGフィルタの代わりに用いられます。

DoGフィルタの計算式

DoGフィルタの計算式は以下のとおりです。

(1)   \begin{eqnarray*} DoG(x, y)=G(x, y, \sigma_1)-G(x, y, \sigma_2) \end{eqnarray*}

ここで、G(x, y, \sigma_1), G(x, y, \sigma_2)は標準偏差\sigmaの値が異なる2つのガウシアン画像です。

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この記事を書いた人
西住技研

学生時代はシステム制御理論や画像処理、機械学習を専攻分野として研究していました。就職後もプログラミング(Python)を活用したデータ分析や作業自動化に取り組み、現在に至ります。そこで得たノウハウをブログで発信しています。
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