この記事では、確率における重複組み合わせの計算式について解説します。
確率の定義
標本空間の根元事象が個、事象xが起こる根元事象がr個であるとき,事象Xが発生する確率P(X)は次式で計算できます。
(1)
単語 | 意味 |
---|---|
試行 | 一定の条件下で繰り返し起こる現象を観察すること |
事象 | 試行により起こる現象・事柄 |
根元事象 | それ以上簡単に分解できない事象 |
標本空間 | 試行により発生するすべての事象の集まり |
たいそうな言葉が並びますが、意味自体は大したことないので簡単な例題で慣れておきましょう。
例題
【問題】
サイコロを1回振ったときに1の目がでる確率を求めよ。
【解答例】
問題文を先程の定義に当てはめます。
■試行
サイコロを1回振って何の目が出たか観察
■標本空間の根元事象の数n
標本空間の根元事象は、サイコロの目の数(1, 2, 3, 4, 5, 6)
全部で6個あるので、n=6
■事象xが起こる根元事象の数r
1の目が出る・・・1だけなのでr=1
よって計算式に当てはめると
P(X)=\frac{r}{n}=\frac{1}{6}
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