乙4とは?試験対策・問題集についてについてまとめました。
【乙4とは】
乙4(危険物乙四)資格とは、消防法で規定されたうち、特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)の取扱いと定期点検に必要な資格です。
ガソリンスタンドや石油貯蔵タンクなどの施設には、危険物取扱者を置くことが義務付けられています。
試験は、五肢択一式のマークシート形式で、試験時間は2時間です。
3つの受験科目があり、それぞれ60%以上の正解で合格となります。
受験科目 | 問題数 |
---|---|
危険物に関する法令(法令) | 15問 |
基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化) | 10問 |
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消) | 10問 |
例えば、科目の一部免除がない場合、法令は15問中9問以上、物化・性消はそれぞれ10問中6問以上正解する必要があります。
仮に法令と性消の2科目が満点であっても、物化で50%しか得点できなかった場合は不合格となってしまいます。
そのため、苦手科目を作らないようまんべんなく勉強しましょう。
公式ページ(受験申し込み):https://www.shoubo-shiken.or.jp/
【法令】危険物に関する法令
法令では、危険物施設の指定数量、区分、危険物の管理方法などの法令や消防法、施設についての問題が出題されます。
項目 | 概要 |
---|---|
指定数量 | 乙4の消防法の適用を受ける危険物の数量(指定数量)、覚え方と語呂合わせ「ごっついヨーヨー イブに 素人」についてについて解説します。 |
混載の禁止 | 第4類の危険物は、第1類もしくは第6類との混載が禁止されています。 |
取扱作業と立ち会い | 甲類危険物取扱者はすべての類の危険物について取扱作業と立ち会いができます。乙類は免状の類のみ, 丙類は指定された危険物の取扱のみで、立ち会いはできません。 |
免状の交付 | 免状の交付・書換え・再交付・返納・不交付などについて解説します。 |
保安講習 | 危険物取扱者の資格の所有者のうち、ガソリンスタンドや化学工場などの危険物を取り扱う施設で作業に従事している場合、3年以内に1度の保安講習が義務づけられてる。※新たに従事する場合は、新たに従事する日から1年以内に受講が必要。 |
危険物保安統括管理者 | 第4類危険物を一定数量以上取り扱っている事業所などで、危険物の保安に関する業務を統括管理。資格不要、選任・解任時は市町村長等に届出が必要。指定数量の倍数が3000以上の製造所・一般取扱所、指定数量の倍数以上の移送取扱所で選任が必要。 |
危険物保安監督者 | 危険物の取扱作業の保安業務で適切な指示や必要な監督業務を行う。選任には、甲類または乙類の危険物取扱者で、かつ実務経験が6ヶ月以上必要。選任・解任時に市町村長等に届出が必要。製造所、屋外タンク貯蔵所、給油取扱所、移送取扱所で必要。 |
危険物施設保安員 | 危険物保安監督者の下で、製造所等の保安業務を行う。資格不要。選任と解任を行う際、市町村長等に届出は不要。指定数量の倍数が100以上の製造所、一般取扱所(※いくつか除外施設あり)。 |
危険物施設 | 指定数量以上の危険物を取り扱う施設を危険物施設(製造所等)といい、「製造所」「貯蔵所」「取扱所」の3つに分類されます。 |
予防規程 | 製造所等に合わせて作成する火災予防、安全確保を目的とした自主保安基準。定めたとき(変更したとき)は、市町村長等の認可を受ける必要がある。 |
自衛消防組織 | 第4類危険物を一定数量以上取扱う製造所等に設置が義務づけられている消防組織(消防隊)です。 |
保安距離・保有空地 | 保安距離、保安空地についてまとめました。 |
【物化】基礎物理、基礎化学、燃焼・消火の基礎理論
項目 | 概要 |
---|---|
基礎物理 | 物質の三態、状態変化、熱伝導率、体膨張率についてまとめました。 |
基礎化学 | 基礎的な化学についてまとめました。 |
燃焼・消火の基礎理論 | 基礎的な燃焼・消火の理論についてまとめました。 |
CO2ガス | CO2ガス消化 |
【性質・火災予防・消火】危険物の性質、特性、火災予防・消火方法
項目 | 概要 |
---|---|
第1-6類の危険物の性質 | 第1-6類の危険物の性質について解説します。 |
第4類の危険物 | 第4塁の危険物の性質や詳細な分類について解説します。 |
【参考】試験対策、おすすめ過去問サイト
項目 | 概要 |
---|---|
語呂合わせで暗記 | 乙四の語呂合わせによる効率的な暗記方法を整理しました。 |
乙四問題集 | 乙四の基礎、問題集について解説しているおすすめサイトです。 |
危険物取扱者過去問題集 | 乙四の予想問題を公開されているおすすめサイトです。 |
コメント