この記事では、Processing言語に拡張現実感ライブラリ「NyARToolkit」をインストールする方法と使い方について紹介します。
## NyARToolkitとは
NyARToolkitとは、ARToolKit互換の拡張現実感ライブラリです。
Processing言語にも対応しています。
ARToolKit本来の機能だけでなく、自動閾値検出、IDマーカシステム等の拡張機能が実装されてます。
処理速度はオリジナルと同等かそれ以上だそうです(JIT有効時)。
また、複数のマーカを使用しても、処理速度が低下にくいという特徴があるそうです
## インストール手順
①NyARToolKitから最新版のNyARToolkitを選択してダウンロードします。
②ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
③解凍したフォルダ一式(nyar4psg)を「Processing」→「sketchbook」→「libraries」フォルダ内に移動します。
※sketchbookの場所はProcessingの画面のPreferenceから確認できます
④以上でダウンロードとインストール作業は終了です。
【動作確認】
①パソコンにWebカメラを繋ぎます。
②「nyar4psg」→「examples」→「simpleNyId」フォルダ内にあるる「simpleNyId.pde」を実行します。
③ARマーカー「HIRO」をカメラで映して、マーカー上箱が表示されればテスト成功です。
※失敗する場合は、グラフィックドライバが古いことが原因である可能性があります。
※詳しい対処法は下記事に掲載
【Processing】P3Dが使えない問題の対処法
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