LinuxのarpコマンドでARPテーブルの確認・設定する方法をまとめました。
arpコマンドの使い方
ARPの仕組みについては以下ページで別途解説しています。
【ARPとは】MACアドレスからIPアドレスを取得する仕組み
ARPとは?主な機能についてまとめました。
arpコマンドは、ARPテーブル(IPアドレスとMACアドレスの対応表、Address Resolution Protocol)の確認や設定ができます。
arp [オプション] [ホスト名 又は IPアドレス]
オプション | 概要 |
---|---|
-n | ホスト名、ポート名、ユーザー名を解決せずに番号で表示 |
-v | メッセージを表示 |
-a ホスト名 | 指定したホスト名の情報を表示 |
-d ホスト名 | 指定したホスト名のエントリーを全削除 |
-i インタフェース | 指定したインタフェースを選択 |
-s ホスト名 ハードウェア・アドレス | ARPアドレスのマッピング・エントリを設定 |
【実行例】ARPテーブルの確認
現在のARPテーブルの内容を確認します。
$ arp アドレス HWタイプ HWアドレス フラグ マスク インタフェース 192.168.11.16 ether 18:3e:ef:XX:XX:XX C wlp3s0 buffalo.setup ether c4:3c:ea:XX:XX:XX C wlp3s0
「Flags Mask(フラグマスク)」の「C」は一定時間利用されないとテーブルから削除されることを示します。
永久にテーブルに確保される場合は「M」、公開エントリの場合は「P」と表示されます。
「コマンド ‘arp’ が見つかりません。」と表示された場合
以下のように、「コマンド ‘arp’ が見つかりません。次の方法でインストールできます:」と表示された場合、指示通りに「sudo apt install net-tools」を実行すると使えるようになります。
$ arp コマンド 'arp' が見つかりません。次の方法でインストールできます: sudo apt install net-tools
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