【WinPython】使い方・設定まとめ

この記事では、WinPythonの使い方(設定、インストール)について解説します。

【概要】WinPythonとは?特徴

WinPythonはポータブル化されたWindows環境向けのPythonパッケージです。
主な特徴は次の通りです。

WinPythonの特徴
Pythonの実行環境だけでなく、「主要なライブラリ群」や「便利な開発環境」も一括で導入してくれます。
※主要なライブラリ群・・・NumPy、Matplotlib、Pandas、SciPyなど(詳細はこちら
※便利な開発環境・・・Spyder、Jupyter Notebookなど
ポータブル化されているため、Python環境一式を丸ごとUSBに入れて持ち運ぶことが可能です。
※職場やネットカフェ等の共有PCでもWinPythonをコピーしたUSBを差すだけで利用可能

公式サイトで配布されているインストーラを使ってPythonの実行環境を構築すると、主要なライブラリや開発環境を後から入れて設定する必要があります。特に初学者はライブラリの導入で詰まるケースが多いため、Pythonパッケージを活用するのがオススメです。

動画版解説

【環境構築】WinPythonのインストール手順

①下記リンク先から[Download]ボタンをクリックしてインストーラ(64bit版)をダウンロードします。
https://sourceforge.net/projects/winpython/

※32bit版は下記リンク先から入手できます。
https://sourceforge.net/projects/winpython/files/WinPython_3.6/3.6.3.0/

②ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして起動します。
※2018/2/22時点ではインストーラのファイル名は「WinPython-64bit-3.6.3.0Qt5.exe」

③セットアップ準備中の画面が表示されるので終わるまで待機します。
準備が終わると利用規約の画面が表示されるので「I Agree」をクリックします。

④WinPythonをインストールする場所の選択を求められます。
「Broese」を選択してWinPythonを好きなフォルダを指定したら「Install」をクリックします。
USBに入れたい場合は、USBドライブを選択しましょう。

⑤インストールが開始されますのでしばらく待ちます。
インストールが終わると「Next」ボタンが表示されますのでクリックします。

⑥最後に「Finish」ボタンを押せばインストール作業は完了です。

詳細記事
1 【Windows10】WinPythonをインストール

【プログラム実行方法①】WinPython Command Prompt編

①好きなテキストエディタ等でPythonのプログラムを書き、拡張子を「.py」にしてファイルを保存します。
【簡単なプログラムの例】

print('Hello world!')

② ①で作成したファイルを「scripts」フォルダに入れます。

③ 「WinPython Command Prompt.exe」を起動します。

④ 以下のコマンドを実行します。

python ファイル名

※ファイル名がtest.pyなら「python test.py」

⑤ プログラムの実行結果が表示されます。

Hello world!

⑥実行手順は以上です。
この方法は、最も手軽で起動も速いのでオススメです。
テキストエディタは使い慣れているものなら何でも良いですが、Python関連の拡張機能が豊富で軽量なVSCodeがオススメ。

【補足】
scriptsフォルダ以外にあるPythonファイルを実行したい場合、実行コマンドのファイル名の部分を相対パスや絶対パスで記述します。
■例

python D:\programming\python\test.py

【プログラム実行方法②】Spyder編

①「Spyder.exe」をダブルクリックして起動します。

②起動すると次のような画面が表示されます。
主に使うのは4つの赤枠部分です。

手順 説明
左側の赤枠部分にPythonのプログラムを書きます。
「実行」ボタンを押します。
実行結果がコンソールに表示されます。
プログラムの実行を途中で止めたい場合は「デバッグ中止」ボタンを押します。

③試しに赤枠部分に以下のプログラムを記述します。

print("Hello world!")

実行ボタンを押してコンソールに「Hello world!」と表示されれば成功です。

詳細記事
1 【Spyder】基本設定・使い方

【プログラム実行方法③】Jupyter Notebook編

Jupyter Notebookとは、Webブラウザ上で動作するプログラムの対話型の実行環境です。
プログラムの実行、実行結果やメモの記録ができ、それらのデータを共有することもできます。
簡単な使用手順は次の通りです。

①「jupyter notebook.exe」をダブルクリックして起動します。

②しばらくすると、デフォルトのブラウザでJupyter Notebookの画面が表示されます。
画面右上の「New」→「Python 3」と選択すると、Python3の新しいノートブックを作成できます。

③ ln []: というセルの中にプログラムのソースコードを記述します。
セルを選択して「▶」ボタンを押すことで実行できます。(「Shift」+「Enter」キーでも実行可能)

④セルを選択してから「Code」を「Markdown」に変更すると、そのセルにMarkdown記述でメモを残すことができます。


⑤その他の主な昨日は次の通りです。

内容
保存
新しいセルの追加
セルの切り取り
セルのコピー
セルの貼り付け
セルの実行
実行停止
セルの書式

また、「Fille」→「Download As」からJSON形式、HTML形式、Latex形式など様々なファイル形式でノートブックを保存できます。

詳細記事
1 Jupyter Notebookの使い方 (Windows、Linux)
2 【WinPython】スクリプト(プログラム)の実行方法

【WinPython】アンインストール手順

Pythonパッケージ「WinPython」はデフォルトでPortableです。
そのため、他のソフトのように「コントロールパネル」や「アプリの削除」画面からアインインストール作業を行う必要はありません。

WinPythonのインストール先のディレクトリを削除すればアンインストール完了となります。

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1 【WinPython】アインインストール方法
2 Python入門 サンプル集
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