この記事では、Pythonのimport・as・from文でライブラリ(モジュール)を読み込む方法について入門者向けにソースコード付きでまとめました。
【import文】ライブラリの読み込み
Pythonでは、import文を使ってライブラリ(モジュール)を読み込みます。
書式
指定したライブラリを読み込みます。
尚、import文はプログラムの先頭に記述するのが一般的です。
import ライブラリ名
サンプルコード
datetimeライブラリを読み込んで現在時刻を表示させる例です。
import datetime today = datetime.datetime.today() print(today) # 2016-12-12 10:54:22.284082
【as】ライブラリ名に好きな省略名を付与
import文を使う場合に「as」を使うことで、ライブラリ名に好きな名前をつけることができます。
書式
import ライブラリ名 as 好きな名前
サンプルコード
先程と同じ、現在時刻を表示させる例です。
import datetime as dt today = dt.datetime.today() print(today) # 2016-12-12 10:54:22.284082
「datetime」に「dt」という名前を付けて扱っています。
datetimeのような長いライブラリ名の場合は、asを使うことで簡潔なコードを書くことができます。
ただし、よく使われる省略名はライブラリ毎に決まっているので、それに合わせましょう。
(例:numpyならnp、matplotlibならplt)
【from文】ライブラリ名の記述を省略
読み込んだライブラリ(モジュール)のクラスを使う場合、import文で読み込むと記述が長ったらしくなることがあります。
先程のdatetimeのサンプルでも「datetime.datetime.today()」となってしまいます。
このようにクラスを使うたびに「ライブラリ名.クラス名」と記述する必要があるため面倒です。
そのような場合、fromも使うことでクラスを直接読み込むことができます。インポートします。
書式
from モジュール名 import クラス名
※クラス名の部分は、ライブラリによってはメソッド名や変数名になることもあります。
サンプルコード
fromを使うと、次のようにクラスの呼び出しを簡潔に記述できます。
from datetime import datetime today = datetime.today() print(today) # 2016-12-12 10:54:22.284082
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