ソフトウェアRAIDとハードウェアRAIDの違いとは?

ソフトウェアRAIDとハードウェアRAIDの違いについて紹介します。

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RAIDとは

RAID(redundant array of independent disks、レイド)は、複数台の主記憶装置(SSD、HDD)を1台の主記憶装置として管理する技術です。
この技術により、データを分散して記録することで、データへのアクセスを高速化したり、故障時の信頼性を向上させることができます。
RAIDは、RAID0、RAID1、RAID2・・・、RAID10と様々な方式があります。

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ソフトウェアRAIDとハードウェアRAIDの違い

ソフトウェアRAIDとハードウェアRAIDの違いは、その名のとおりRAIDを「ソフトウェアで実現するか」「ハードウェアで実現するか」の違いです。

種別 概要
ソフトウエアRAID OSなどのソフトウエアが複数台の主記憶装置を制御します。最近のOSでは、ソフトウェアRAID機能が標準で搭載されているため、複数の主記憶装置を接続して設定すれば簡単にRAIDが実装できます。メリットとして、専用のハードウェアを必要としないため、簡単かつ安価に実装できます。デメリットとして、CPUでRAIDの制御を行うために、RAIDの能力がCPUの能力に左右され、CPUに高負荷がかかるため、システム全体の処理が遅くなることがあります。また、OS起動後にRAIDが有効となるため、OSの起動ドライブには設定できないなどの制約も発生します。
ハードウェアRAID RAIDの制御を行うための専用ハードウェア(RAIDコントローラ)が複数台の主記憶装置を制御します。RAIDコントローラはコンピュータ内部に内蔵される場合、コンピュータとSCSIインタフェースで接続して専用の外部ディスク装置として使う場合があります。
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