【漏電遮断器】3P3E・3P2E・2P2E・2P1Eの意味・違い

漏電遮断器(ブレーカー)における3P3E・3P2E・2P2E・2P1Eの意味・違いについてまとめました。

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【はじめに】漏電遮断器とは

漏電遮断器(漏電ブレーカー)は、回路中でアースへの漏電の発生を検知し、回路を一瞬で遮断することで漏電を防ぐ装置です。

3P3E・3P2E・2P2E・2P1Eの意味・違いは次の通りです。

種別 機能概要 利用例
3P3E 極数3、素子数3 3相3線式(電圧線の本数=素子数=3)
3P2E 極数3、素子数2 単相3線式 200V(電圧線の本数=素子数=2)、電柱から家庭に電力供給するラインの遮断器
2P2E 極数2、素子数2 単相2線式 200V(電圧線の本数=素子数=2)、家庭用エアコンの遮断器など
2P1E 極数2、素子数1 単相2線式 100V(電圧線の本数=素子数=1)、家庭用の遮断器など

極数は、電極(端子)数を表しており、配線の種類に応じて適切な極数(端子数)のブレーカーを選定します。
素子数は、極数の中でも過電流を検知できる端子数のことです。
例えば、3P2Eは3つの極数をもち、二つの素子数を持つことを意味します。
2P1Eは、100V/200Vの単相2線式の配線に適用されるのが基本で、家庭用ブレーカー(遮断器)やエアコン用のブレーカーとしてよく使用されます。
2P0E などの過電流検知機能がなく、メンテナンス時の停電作業用に用いられる、単なるスイッチとして使われるものもあります。

P(極数)とE(素子数)の意味
P 接続出来る極数(Pole)
E 過電流を検出する素子数(Element)
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