【Linux】ddコマンドの使い方。ファイルのコピー、バックアップ

Linuxのddコマンドの使い方、ファイルの種類を確認する方法についてまとめました。

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ddコマンドの使い方

「dd」コマンドは、ファイルをブロック単位で読み出し、指定通りに変換して出力します。

dd [オプション]

入出力にデバイスを指定でき、HDDのパーティションをコピーする、バックアップを取るといった使い方が可能です。
また、 処理するブロック数を指定でき、任意のサイズのファイルを作成するといった用途にも役立ちます。

オプション 概要
if=ファイル 標準入力の代わりにファイルから読み出す(デバイスファイルも指定可能)
of=ファイル 標準出力の代わりにファイルへ書き込む(デバイスファイルも指定可能)
bs=バイト数 1回に読み書きするブロックサイズ(バイト数)
ibs=バイト数 1回に読み出すブロックサイズ(デフォルトは512バイト)
obs=バイト数 1回に書き込むブロックサイズ(デフォルトは512バイト)
count=個数 ibsで指定したサイズのブロックを入力から個数分だけコピーする
iflag=フラグ フラグ(表1参照)に従って読み出す(フラグはカンマ「,」区切りで複数指定可能)
oflag=フラグ フラグ(表1参照)に従って書き込む(フラグはカンマ「,」区切りで複数指定可能)
skip=ブロック数 入力時にibsで指定したサイズのブロックをブロック数分、先頭からスキップ
seek=ブロック数 出力時にobsで指定したサイズのブロックをブロック数分、先頭からスキップ
status=noxfer 処理バイト数や処理速度を非表示
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【使用例】ファイルサイズを指定してコピー

入力ファイル「/dev/zero」から出力ファイル(test)へファイルサイズを指定してコピーする例は以下のとおりです。

dd if=/dev/zero of=test bs=1M count=5

ddコマンドのオプションのうち、
作成するファイルのサイズは、bsオプション(ブロックサイズ)とcountオプション(そのブロックをコピーする回数)で決まります。
例えば、上記コマンドのようにブロックサイズが1MB、ブロックをコピーする回数を5だと、5MBのファイルを作成します。

なお、「/dev/zero」はデータの上書きや、ddコマンドで内容の無い特定サイズのファイルを生成したい場合などに使用します。

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