VSCode(Visual Studio Code)からラズベリーパイをRemote-SSHで接続して遠隔操作する方法についてまとめました。
ラズベリーパイでSSH接続を有効化
● 以下のコマンドを実行します。
$ sudo raspi-config
● 設定画面が表示されます。[5 Interfacig Options] > [P2 SSH] > [Yes] をSSHを有効化します。
● PC側のターミナルで以下のコマンドを実行します。
$ ssh [ラズパイのユーザー名]@[ラズベリーパイのIPアドレス]
(例)ssh pi@192.168.1.3
● パスワード認証でSSH接続できれば成功です。
公開鍵と秘密鍵の生成と登録
Macの場合
● Macのターミナルで以下のコマンドを実行し、「/Users/[ユーザー名]/.ssh」に公開鍵と秘密鍵を作成します。
(入力を求められても何も入力せずにEnterキーを押していくと、id_rsa.pub:公開鍵、秘密鍵:id_rsaが生成されています)
$ ssh-keygen
● Macのターミナルで以下のコマンドを実行し、公開鍵(id_rsa.pub)をSSH接続でラズベリーパイに送信して登録します。
(ラズベリーパイの~/.sshディレクトリ内のauthorized_keysに登録されます)
$ ssh-copy-id [ラズパイのユーザー名]@[ラズベリーパイのIPアドレス]
(例)ssh-copy-id pi@192.168.1.3
これで、Mac側で作成された公開鍵がラズパイのというファイルに登録されました。
$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa [ラズパイのユーザー名]@[ラズパイのIPアドレス]
VSCodeの設定
● 接続元PCのVSCodeに拡張機能「Remote Development」をインストールします。
● 「画面左下のアイコン」 → 「Open Configuration File」 → 「~/.ssh/config」をクリックします。
● 接続情報を記述します
Host [接続の際に用いる名前] HostName [接続するホスト名またはIPアドレス] User [ユーザー名] IdentityFile [秘密鍵へのパス]
(例)
Host Raspi4 HostName 192.168.1.3 User pi IdentityFile /Users/<ユーザー名>/.ssh/id_rsa
● 「画面左下のアイコン」→「Connect to Host」→「接続したいHost」をクリックします。
● 画面左下に接続先名が表示されたら接続成功です。
「フォルダを開く」をクリックすると、リモート先のディレクトリが表示されます。
接続された状態でターミナルを開けば自動的にリモートのカレントディレクトリが開いて、コマンドを実行できます。
● 「画面左下の接続先名」→コマンドパレットから「リモート接続を終了する」をクリックすればリモート接続が終了します。

コメント