【電技解釈第33条】配線用遮断器の動作時間

電技解釈第33条で定められている配線用遮断器の動作時間についてまとめました。

## 【電技解釈第33条】配線用遮断器の動作時間

電気設備の技術基準の解釈」の第33条では、配線用遮断器が動作するまでの時間が定められています。

この配線用遮断器は、ある一定以上の大きな電流が流れたとき、決められた時間以内に自動的に回路を遮断することで、火災などの事故を防ぎます。
(大電流が流れ続けると配線が燃えてしまいます)

家庭で同時に「電気ストーブ」「ホットプレート」を使って配線用遮断器(ブレーカー)が落ちることがありますが、それも大きな電流が流れたためです。

## 【一覧表】配線用遮断器の動作時間

配線用遮断器の動作時間は、大電流の大きさによって異なります。

大電流の大きさ 動作時間(定格電流の1.25倍) 動作時間(定格電流の2倍)
30A以下 60分 2分
30A超かつ50A以下 60分 4分
50A超かつ100A以下 120分 6分

※動作時間・・・大電流が流れ始めてから配線用遮断器が「断」になるまでの時間
※定格電流の1倍(定格20Aなら20A)では自動的に動作しないこと。

参考文献・関連ページ
1 【第二種電気工事士】例題・試験対策まとめ
2 【電験三種】例題・試験対策まとめ
3 電気・電子回路入門
電気・電子工学
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